「地域密着」から「顧客密着」へ、難易度の高い案件を解決して感謝を届ける おうち売却の達人 川野元基氏

不動産業界へ——経営者を目指したキャリア
学生時代から将来は経営者になりたいという思いがあった川野社長。
川野社長:「現場を知らない経営者にはなりたくないと思っていました。まずは、不動産や車、保険など高額商品を取り扱う営業職に就きたいと考えていたところ、タイミングよく父の勧めで、父の古くからの友人が経営する板橋区の不動産会社が新規店舗出店に伴う営業マンを募集していたため、面接をして就職しました」
川野社長が、不動産業界に入ったのは2009年、リーマンショック直後のこと。不動産会社が次々と倒産し、業界が復活しようとしていた時期でした。その厳しい環境の中で営業を学び、2024年、カラーズハウスを設立されました。

「困難な案件こそ、感謝が大きい」——専門性を武器に価値提供
「地域密着」はもちろんですが、川野社長たちが目指しているのはその先にある「顧客密着」でした。
川野社長:「不動産の売却は、お客様一人ひとりに違ったご事情があり、お悩みも千差万別。単に物件を紹介・取引するだけでなく、お客様の想いや将来設計に寄り添い、メリットもリスクも正直にお伝えしていきたいと思っています。」
カラーズハウスさんでは、戸建て・土地の売却仲介に特化しています。
川野社長によると、マンションに比べ難易度の高い戸建て・土地は上下水道整備の有無、境界・測量、近隣関係など、様々な複雑な要素があるからこそ、専門性を発揮できる領域だといいます。
川野社長:「難易度の高い案件を解決して、お客様から感謝をいただく。これが私たちの価値の中心です。月並みですが、お客様から『ありがとう』の言葉をいただけた瞬間に、すべてが報われます。不動産購入や売却はお客様の人生の中でもとても大きなイベント。そのイベントに関われることが私の幸せです」
川野社長:「年間で受託する難案件は概ね2〜3件。任意売却(住宅ローンの返済が難しくなった場合に、金融機関の了解を得て売却する方法)では、銀行などの金融機関との金額交渉や競売が実施される直前での売却手続きなど、高難度の進行管理が求められます。2025年は2件対応し、1件は開札日前日に売却成立、裁判所へ急ぎ取下げを行うなど、当日も緊急対応で銀行・司法書士・裁判所との連携が必要でした。」
相続トラブルでは、相続人間の不仲や面談拒否などに対し、複数回の直接説得で手続きを進行させることもあるといいます。川野社長:「難易度の本質は、物件自体の売りにくさよりも『お金(金融・税)』『人間関係(心理)』が主因となるケースが大半です。だからこそ、不動産そのもの以外の難所への実務力が強みになります」

川越で育った強み——普通の営業担当者が知り得ない情報を提供
川越市と板橋区に特化した地域戦略を展開するカラーズハウス。最大の強みは、営業全員が川越出身・川越育ちであること。さらに、川野社長のお父様が顧問として、現地の最新状況や人脈を継続的に提供されています。
川野社長:「川越の治安、地域特性、価格水準の変遷に精通しています。繁華街エリアと農地エリアの差、ファミリー層が避けるエリアと好むエリアなど、生活者視点の情報を持っています。地場の不動産会社、特に高齢の個人経営者とのネットワークも活用し、長期的な推移や土地勘・相場観を補強しています」

印象に残る2つの取引
購入事例:K様——難しい状況から夢のマイホームへ
川野社長:「K様は、カラーズハウスが専任で販売していた中古戸建にお問い合わせをいただいたお客様です。電話でお話を伺う限り、その物件とお客様の希望は違っていたため、別の物件をご提案することになりました。
ご来社いただき、お話を伺ったところ、過去に自己破産をした経緯があり、現在のお仕事はタクシー運転手で、給与のほとんどがインセンティブで構成されていました。そのため、他の不動産会社2社では良い対応をされなかったそうです。
しっかりとお話を伺い、板橋区内の理想の物件を見つけました。住宅ローンの借入はかなり難しい内容でしたが、20以上の金融機関に事前打診を行い、給与明細や歩合台帳まで開示して、継続的な収入実態を説明しました。その結果、山梨中央銀行で低金利の借入に成功し、無事に新築戸建を購入することができました」
決済を終えた際、K様は涙を流しながら「ありがとうございます。川野さんと会えて良かったです。今日は一生忘れられません」と言ってくださったといいます。
川野社長:「今でも数か月ごとにお食事にお誘いいただいています。」購入した物件の前でご夫婦と撮影した写真を、家の中に額縁に入れて飾っていただいているそうで、川野社長は嬉しさと恥ずかしさを感じているといいます。
売却事例:B様——川越旧城下町の物件を1億円で売却
川野社長:「B様は、友人からの紹介でお会いしました。実家を相続され、川越市の旧城下町にある風情のある戸建を所有されていました。お母様から兄弟で相続し、お兄様は海外居住者でした。
当時、地元の老舗不動産会社に相談されており、売却に難航しているとのことで、セカンドオピニオン的な形でご来社されたそうです。
お話を伺うと、専任媒介契約を結んで2か月ほど経過しているものの、当初9,000万円と査定されていた物件を、「もう少し下げないと売れない、8,000万円前半に下げましょう」と提案されているとのことでした。」
川野社長:「調査したところ、専任媒介を結んでいるにもかかわらず、REINS(不動産業者間の情報ネットワーク)への掲載がなく、ポータルサイトや自社ホームページにも掲載がないため、一切の広告が行われていませんでした。専任媒介契約を結んだ場合、REINSへの登録は法律で義務付けられているため、宅建業法違反の疑いがあります。さらに、私たちの査定では1億円を超える価値がありました」
その後、B様は川野社長に専任媒介川野社長へ依頼され、川野社長は、相続空き家控除(売却価格1億円以下で適用)を活用し、測量・解体を買主負担とする条件で、買主を選定。その結果、1億円で売却が成立
B様からは、「最初から最後まで任せきりになってしまいましたが、とても安心して最後まで終えることができました。ありがとうございます」と感謝の言葉をいただいたといいます。
川野社長:「余談ですが、B様のお嬢様が現在、カラーズハウスで事務員として働いています。」
お客様のお嬢様が従業員として働くことになるとは、それほど信頼していただけたことが、何よりの証ですね。

3年後の川越移転、そして50人規模へ——明確なビジョンと成長戦略
カラーズハウスには明確な3か年計画があります。
川野社長は、2026〜2027年には、大手フランチャイズへの加盟を検討中。採用と認知を加速させるため、協議を進めているそうです。
川野社長:「ブランドの認知、教育制度、ツール整備、表彰によるモチベーション維持など、組織拡大に伴い必要性が高まっています。2028年の新卒採用を見据え、育成・評価制度の整備のために必要だと考えています」
2027年には、店舗を川越へ移転し、大型拠点へ拡張する計画です。2028年には新卒採用を開始し、従業員数50名規模を目指されています。
川野社長:「お客様へのきめ細やかなアフターフォローや、より専門的なサポート体制を充実させるため、地域に根差した組織づくりを進めていきます。」

釣りと家族、劇団四季——オフタイムの過ごし方
川野社長の休日は、家族との時間が中心です。2歳と0歳の2人のお子様と過ごすことが何より楽しみ。公園に行ったり、外食をしたりと、家族との時間を大切にされています。
川野社長:「月に1回は、前職にて恩師として尊敬する方と勝浦の海で船釣りに出かけます。釣り歴は約10年、竿8本、リール5〜6個を所有するほどの本格派。魚の種類によって竿を使い分けます。」川野社長:「埼玉県出身なので海がありません。だから、海に行くだけでテンションが上がるんです。近づくだけで楽しくなりますね」

もう一つの趣味は劇団四季だそうです。子供が生まれる前は年10回通っていたほどの熱狂的なファン。現在も年3〜4回は鑑賞しているとのこと。
川野社長:「一番好きなのはライオンキングです。最初に猿のラフィキが歌うシーンで一瞬で引き込まれます。最近観たバック・トゥ・ザ・フューチャーも素晴らしかった。舞台の最先端技術とコミカルなミュージカルの融合で、デロリアンが本当に空を飛んで消えるんです」
「四季の会」にも入会されており、出張の際に時間が空けば劇場に足を運ぶほど。同じ作品を何度観ても、毎回新しい発見があるそうです。
「またジブリ作品も大好きで、初めて映画館で観たのは「もののけ姫」です。誰も悪くないという深い世界観に惹かれ、今でも愛してやまない作品です。」

恩師の教え——「勉強しろ。いつ始めても遅くはない」
川野社長が最も尊敬するのは、前職にて恩師として慕う方。「営業力、優しさと厳しさ、遊び方、すべてを尊敬しています。月に1回の釣りは、恩師への恩返しの意味も込めています。」
恩師はご家族の介護が必要になり、月に1回釣りをご一緒することにより、ご家族が介護から解放される時間を作られているそうです。
恩師からの教えは、今でも川野社長の行動指針になっています。
恩師の言葉「勉強しろ。いつ始めても遅くはない。不動産業界は、自分の商品を知らずに売っている人が多い。知らなくても売れる業界だからこそ、勉強すれば勝てる
謙虚にコツコツやりなさい。一発で儲けるような不動産会社にならないように」
恩師ご自身、30代半ばで不動産業界に転身し、50人規模の会社で1年以内にトップとなり、3年で独立した実績を持たれています。「遅いスタートでも、勉強と努力で道は開ける」という生きた教えを、川野社長は実践されています。

大切にしている言葉——「日進月歩」「ネガティブゼロ」「Will Be EXPERT」
川野社長が大切にしている言葉は、会社のカルチャーそのものです。
日進月歩
「本来の意味は『急速に進歩すること』です。20代から営業をやっている人を抜くには、急速な成長が必要。絶え間ない高速成長を、個人としても組織としても目指しています」
ネガティブゼロ
「社内でネガティブなことを言わない文化を醸成しています。否定的な発言は、チーム全体のモチベーションを下げてしまいます」
Will Be EXPERT(ウィルビーエキスパート)
「プロであり続け、専門家になる。土地・戸建てに特化することで専門性を発揮し、お客様に価値を提供し続けます」
6秒ルール(個人)
「短気対策として、怒りが湧いたら6秒待つようにしています。必要な叱責は、感情ではなく適切なタイミングで行います」

売却を考えている方へのメッセージ
川野社長:「不動産の売却は、お客様一人ひとりに違ったご事情があり、お悩みも千差万別です。不動産会社1社だけに相談するのではなく、ぜひ複数社にご相談してください」
「誠実な担当者であることはもちろん、しっかりとした販売戦略やサポートがある会社であること、お客様のご事情に寄り添った販売計画をご提案してくれる不動産会社があるはずです」
川野社長:「販売計画とは、いつまでに売却したいのか、それが必須なのか希望なのか、それとも特に期限はないのか——この3つを最初にお聞きし、お客様のご事情に合わせた最適な期間で計画を立てます。そして、その中で何をするか、うまくいかなかった時の対策方法まで、書面できちんと提案します」
「不動産の売却は、不動産会社選び、担当者選びで、その売却がうまくいくかの9割が決まると言っても過言ではありません。運任せのガチャにしてはいけないので、多少の知識をつけることが重要です」「弊社にお任せいただくかは別として、ぜひご相談だけでもいただければ、必ずお力になれると思います」

PROFILE
出身地:埼玉県川越市
経歴:不動産会社(板橋区)→ カラーズハウス設立(2024年)
事業内容:戸建て・土地の売却仲介
対応エリア: 板橋区/豊島区/北区/練馬区/杉並区/埼玉県全域
趣味:海釣り、劇団四季、ジブリ作品鑑賞家族:妻、子ども2人(0歳、3歳)(2026年1月現在)
社員インタビュー
「不動産辞典のような存在。わからないことを質問すれば何でも教えてくれる」
カラーズハウス 営業 早川さん
早川さんは、川野社長と小学校時代からの知人。同じ学年で、サッカークラブも一緒でした。ただし、小学校でも中学校でも一度も同じクラスになったことはなく、中学校から30歳頃まで交流は途切れがち。高校時代に一時的に交流が復活し、30代で再び接点が生まれ現職に合流しました。
早川さんには賃貸営業の経験もあり、川野社長から「賃貸やってるなら来ないか」と誘われたのがきっかけだったそうです。
早川さん「川野社長は、不動産の知識が非常に豊富で、社内の『辞典』のような存在です。わからないことを質問すれば、何でも教えてくれます。知らないことはないんじゃないかと思うくらいです。」
仕事中心の関係で、私的な付き合いはほぼないそうです。カラーズハウスさんでは業務面での支援体制は万全です。不明点は都度質問すれば教えてもらえる運用が確立されているということです。
早川さん「川野社長は、不動産の知識が豊富なだけでなく、お客様に寄り添い、安心して任せられる存在です。不動産の売却でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談されることをお勧めします。」

「お客様から社員へ——信頼が紡いだご縁」
カラーズハウス 事務 渡辺さん
渡辺さんは、川野社長と小学校からの同級生。塾も一緒で、当時から勉強を教えてもらう頼れる存在でした。大人になってから再び交流が復活し、実家の相続問題で川野社長にお世話になったことがきっかけで、現在はカラーズハウスさんで事務員として働かれています。
渡辺さん:「実家が80坪ほどの大きな家で、1億円規模の相続だったんです。叔父がフランスに住んでいて、やり取りがとても大変でした。手紙でのやり取りや、ズームなど、あらゆる手段を使って調整してくれました」
特に大変だったのは、頑固な叔父様の説得だったそうです。家族で試行錯誤する中、川野社長は物腰柔らかく、説得力のある言い方で納得してもらえるように働きかけてくれた姿が安心だったそうです。
渡辺さん:「残置物が非常に多くあり、正直途方に暮れました。また、祠の供養など、全くわからないので、困りました。でも、そういった細かい部分まで全て川野社長に手配をお願いしました。何から何までお任せしてしまった感じで、私や、両親もとても頼りにしていました」
相続問題だけでなく、渡辺さん自身の引っ越しも手伝ってもらい無事に大きな難題解決ができ非常に助かったそうです。
その後、ご両親の薦めもあり、カラーズハウスに入社されました。渡辺さんは、以前、美容・アパレル関係の接客業で、不動産は全く初めての業界だったといいます。
渡辺さん:「1から細かく教えてくれるので、新しいことを学ぶのが楽しいです。明確にはっきりと言ってくれるので、やっぱり頼りがいがあります。同級生ですけど、お兄さんみたいな存在ですね」
同級生という関係でありながら、オンオフの切り替えがしっかりできており、「やる時はやる、砕ける時は砕ける」というメリハリのある職場環境とのこと。気兼ねなく楽しく働けているそうです。

編集後記
川野社長にお会いして最初に感じたのは、「この人はいつも本気だ」ということでした。リーマンショック直後の厳しい環境での不動産業界デビュー、そして2024年のカラーズハウス設立。すべてが、「経営者になる」という明確なビジョンに向かって一直線に進んできた道のりです。
その一直線に進んできた姿勢はお客様への真摯な向き合う姿勢にも通じています。
「日進月歩」「ネガティブゼロ」「Will Be EXPERT」という3つの言葉に、川野社長の経営哲学が凝縮されています。急速な成長を目指しながらも、ネガティブな言葉を排除し、専門性を追求する——この一貫した姿勢が、渡辺さんが事務員として入社したり、幼なじみの早川さんが営業として活躍したりする、信頼される会社を作り上げているのだと思います。
月に1回、恩師と勝浦の海で釣りをする時間。これは単なる趣味ではなく、介護が必要になった恩師のご家族のために、月に1回だけ解放される時間を作る「恩返し」でもあるのではないかと川野社長の気遣いが感じられます。劇団四季への情熱、ジブリ作品への愛、そして何より家族との時間を大切にする姿勢。仕事への情熱と人としての温かさが同居している、それが川野社長という人物でした。
明確なビジョンを持ち、着実に前進する川野社長とカラーズハウスの今後がとても楽しみです。
文・撮影 / 嶋田 佳奈子
| 【おうちの売却について、まずはお気軽にご相談ください】 川野社長より: 「売却を考え始めた時期は、誰もが不安を感じるものです。『今が売り時なのか』『いくらで売れるのか』など、様々な疑問や心配があると思います。まずはお気軽にご相談ください。これまでの経験を活かし、お一人おひとりのご事情に合わせてご提案させていただきます」 <無料相談のご案内> 売却に関する疑問・不安など、どんな些細なことでもお話しください ご自宅の価格査定も無料で承ります 相談後の売却依頼は自由です。まずは気軽にご相談いただければと思います ■ご相談方法 査定依頼、相談のフォームにご入力をよろしくお願いします。 https://forms.gle/tYAWhi5gvAVR1VHa8 |










