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一戸建ての建物価格の相場は?予算別に見る注文住宅の特徴を紹介!

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2023.12.22

「マイホームを建てたいけど、どれくらいお金がかかるのだろう?」

マイホームを検討したときに最も心配しているのが「建築費」ではないでしょうか?
そういった場合には、まずは平均価格を把握することが重要です。

平均価格を把握することで、どれくらいの広さであればどれぐらいの価格になるのかなど、予算内でどのような住宅が建てられるかをイメージできるようになります。

相場を適切に把握した上で、予算に合わせた建物の造りや間取り、設備、デザイン、インテリアを考慮して計画を立てなくてはなりません。

そのため、理想の住宅を計画しながらも、場合によっては建築コストを削減し、予算に沿った計画を立てる必要があります。

そこで本記事では、一戸建て住宅の平均建築費用とその内訳、予算別の一戸建て住宅の特徴、建築価格を抑えるコツなどをお伝えします。

マイホームを建設する前にこの記事を読むことで、建物価格の相場を適切に把握し、予算に沿ったマイホーム計画を立てることができます。

一戸建て住宅を建てることを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。



建物価格の平均は?

住宅金融支援機構によると、2020年の注文住宅の全国平均価格は3,534万円。

エリア別の平均価格です。
首都圏では平均より高く、その他の地域では平均を下回ります。

平均価格を把握した上で、次は内訳を紹介します。

建物価格の内訳

注文住宅の費用は主に「建築費用」「土地の購入費用」「その他の費用」に分かれます。
それぞれ「どんなところに使うのか?」といった内訳をまとめました。

建築費用

注文住宅の建築費用は主に2つに分類されます。
「建物の工事費」と「別途工事費」です。
建物の工事費は、土地代を除く全体費用の約70%以上を占め、足場の組み立てから始まり、内装や空調工事を終えるところまでを含みます。
また、別途工事費は全体の20%までが目安とされ、水道管やガス管の工事費、照明やカーテンなどの購入費用がこれにあたります。
また、建てるエリアや依頼先によっても価格は変動しますので、よく検討しましょう。

土地の購入費用

注文住宅の全国平均が3,534万円なのに対し、土地付きの注文住宅は4,397万円になります。
土地の購入費がメインの出費となり、その他にも不動産から土地を購入する場合、仲介手数料が発生します。
もちろん、既に相続するなどして土地を所有している場合は、購入費は発生しません。
また、土地を所有することで固定資産税、都市計画税などが課されます。

その他の費用

その他の費用とは建築以外に使う費用のことで、各種手続き代、税金、保険料などがこれに該当します。
具体的には、印紙税、登録免許税、不動産取得税、火災保険、地震保険などです。
また、家具や家電、引越し代なども必要になってきますので、計画の際は抜け落ちがないよう注意しましょう。

【予算別】一戸建て住宅の建築価格と特徴

注文住宅は、予算に合わせたプランを組めるのも1つの魅力です。
ここでは、それぞれの予算に沿ってどのような家を建てられるかを紹介していきます。

予算1,000万円台の注文住宅

予算1,000万円台の住宅は相場より低めの水準ですが、シンプルな外観とデザインを意識してコストを削減します。

建物は平屋でなければ「総2階建て」がおすすめで、1階と2階の床面積を同じにして建物の凹凸を少なく設計しましょう。
また、建物は真上から見て正方形や長方形になるようにすると、外壁の面積が少なくなるので材料費を減らせます。

屋根は「切妻」か「片流れ」で面積を狭くして建設費を削減するようになります。

壁紙はビニールクロスと呼ばれる量産品の素材を使うことが多く、フローリングは無垢の木材ではなく合板材を使いましょう。
シンプルな間取り、廊下を極力少なくすることで節約します。

水回りは一ヶ所にまとめると良いです。

坪数は、この予算であれば20坪から30坪前半が妥当です。
コストを削減することで資材や作業日数も少なくなるため、一般的な注文住宅より完成が早くなる傾向にあります。

予算2,000万円台の注文住宅

予算2,000万円台の住宅は、メリハリをつけた予算分配で1点豪華主義といったイメージです。

予算1,000万円台の時より理想を実現しやすくなっていますが、全ては叶えられないため、優先順位をつけて予算配分する必要があります

外観はシンプルで凹凸が少ない形状にし、外壁にタイルを貼ったり、バルコニーや出窓の数を増やしたりできるのも、この予算の特徴です。

キッチンやバスルームのグレードを上げることも可能になります。
使用する建材や部材なども安価なものではなく、こだわりのある素材を使用でき、耐震性や断熱性の向上も望めるでしょう。

「耐震性」は、1981年に改正された建築基準法によると「極めてまれに起こる大地震でも倒壊しないこと」が基準となっています。

また「断熱性」に関しては、「断熱等性能等級」という品質法に規定されている省エネ性能を示す等級が1つの基準となります。

以前は「断熱等級4」が最低水準とされていましたが、現在の技術ではこれも十分とは言えず、2022年から長期優良住宅の基準が「断熱等級5」に引き上げられました

「断熱等級5」を切るかどうかで断熱性の目安にすると良いでしょう。

ただ、理想を追いすぎても予算が足りなくなってしまうので、こだわりたいところと、そうでないところを取捨選択する必要があります。

はじめから完成形を目指すのではなく、必要な部分だけ優先して作り、不足している部分は住んでから完成に近づけていくと良いでしょう。

予算3,000万円台の注文住宅

3,000万円台の建築費用は外観や間取りの自由度が生まれきます。

3,000万円台後半になると、平均的な住宅よりも設備や建築資材のグレードアップが可能で、理想をかなえられる部分が多くなります

建物も凹凸がある形も可能となり、耐震性や断熱性も追求できるほか、耐久性の高い外壁材も使えるでしょう。

また、この予算になると設備や素材にこだわりを反映できます。
キッチン、バス、トイレのグレードにこだわり、玄関にはウォークスルークローゼットを作れるでしょう。

床暖房や良質なフローリングも選択可能です。
ひのきや漆喰(しっくい)などの自然素材、アレルギー対応の壁紙なども視野に入れられます。

床面積も全国平均より広く設計することも可能になります。

予算4,000万円台の注文住宅

予算4,000万円代の注文住宅は、こだわりのマイホームが実現可能です。

予算に余裕のある価格帯なため、家の細部までこだわって設計するとこれぐらいの建築費になります。

この予算では、建物全体のデザインにこだわれます。
屋上や中庭、バルコニー、吹き抜けやスケルトン階段が実現でき、凹凸のある立体的な外壁も可能です。

内装は、レンガやタイル、石材なども使えるようになります。
素材には、輸入物や自然素材など質の高いものが選択でき、伝統工芸品なども物によっては可能となるでしょう。

また、省エネを目的とした太陽光発電パネルを設置することも検討できます。
建物全体としては十分な広さが確保でき、二世帯住宅も可能なほどです。

予算5,000万円台の注文住宅

予算5,000万円台にもなると、高級住宅・豪邸と呼んで差し支えない豪華な住宅になります。
広さ、デザイン、グレードなど、全てにこだわりが実現できる予算です。
具体的には、サウナルーム、大理石の使用などの設備が挙げられます。

また、地下室や防音室を作ることもできます。
部屋の数を増やしたり、カラオケや楽器の演奏を楽しんだりすることも可能です。

屋根の面積を大きくし、窓や扉も大きく設計でき、カーテンや絨毯のデザインに凝り、高級なテーブルや椅子も選べます。
素材もハイグレードなものを選択でき、豪華さを存分に演出できます。

これだけの高級住宅ですので、防犯用のセキュリティ設備も抜け落ちのないよう予算に組み込みましょう。

建築価格を抑える8つのコツ

建物価格を抑えるコツをお伝えします。
建物価格を抑えるには、構造や設計を変える必要があります。

1 優先順位をつける

家を建てる上で、理想の外観や造りに優先順位をつけるのはコスト削減に大切な要素です。
優先順位をつけると、必要なものだけを予算内で実現できるからです。

まずは、「どのような家にしたいか」を紙やパソコンにリストアップして、そこから優先度の高いものだけを予算内で実現していきましょう。
優先順位をつけてコストを削減していきます。

2 建物の構造をシンプルにする

建物の形はなるべく凹凸を減らしシンプルな形にすると、建築コストを削減できます。
なぜなら、建物は構造が複雑であるほど費用が上がるためです。

単純に、構造をシンプルにすると資材や作業工程が少なくなりコストが削減できるためで、たとえば外壁の凹凸を減らすことも有効です。

また、建物は正方形になればなるほどコストを抑えられます。
建物の構造はなるべくシンプルにすると良いです。

【建物の形】
建物は「総2階建て」にして建築資材を減らし、コスト削減します。
総2階建てとは、1階・2階部分が同じ面積の2階建て住宅のことです。
この場合、総2階建てと面積が同じ平屋なら、総2階建ての方が建築費は安くなります
また、総2階建ての家は、凹凸の多い家よりも耐震性に優れています
地震の多い日本において、コスト面も含めて優れた造りだと言えます。

【屋根の形】
複雑な形の屋根は資材費、工事費、人件費が高くなってしまいます。
屋根の形には「切妻(きりづま)」「寄棟(よせむね)」「片流れ(かたながれ)」などがあります。
その中でも建築コストが低いのが「切妻」と「片流れ」です。
形がシンプルなため、費用も安く抑えられます。
コストと実用性を兼ねた屋根を選択しましょう。

【間取り】
建築コストを削減するために、シンプルな間取りを心掛けましょう。
具体的には、部屋の数を減らすことです。
部屋を少なくすることでも建築費用を節約できます。
部屋が少ないと、ドアや壁、クロスなども減るので自然にコストが削減できるわけです。
個室をいくつか作るより、1つの大きな部屋をパーテーションなどで仕切って使う方が建築費も抑えられます。
また、部屋を減らすことで風通しが良くなったり、エアコンなど冷暖房を設置する数も減らせます
部屋は必要以上に増やさないことが懸命です。
ドアや壁で細かく仕切らない、不要な扉を減らすといった対策も有効です。

3 床面積を少なくする

床面積を減らすことも有効な節約方法です。
床面積が広くなると、建築資材や工事の人件費が増えるため、建築費は増えてしまいます。

建築費用は「坪単価×床面積」が目安ですので、床面積を減らせば当然コストを減らせます。
大きな家は必然的に建設費用がかかってしまうわけです。

4 水回りを一ヶ所にまとめる

トイレ、バスルーム、キッチン、洗面所など、水回りの設備は一ヶ所にまとめてコスト削減しましょう。
水回りが離れていたり分散していたりすると、配管が複雑になり工事費が増えてしまいます。

トイレを各階にそれぞれ設置する家庭もありますが、トイレは1つ設置するだけでも数十万円はかかるため、トイレの数を1つにまとめるだけでもかなりの節約になります。

5 収納スペースは一ヶ所にまとめる

収納スペースは一ヶ所にまとめて作れば費用が節約できます。

各部屋に収納スペースがある家庭が多いですが、収納スペースの数だけ費用はかさんでしまいます。
扉の数だけ費用がかかるためです。

部屋毎にクローゼットを作るより、大きめなウォークインクローゼットを一つ造って家族全員で使うと、扉が1つで済みコストを削減できます。

また、部屋に収納スペースを作った場合でも扉をつけないなどの対策もあります。

6 窓のサイズと数を見直す

窓のサイズや数を見直すのも有効です。

窓を多くしたり、サイズを大きくしたりすると、冷暖房が効きにくく掃除にも手間がかかるため、将来的なコストもかさみます。

具体的には、室内の温度を高める要因となる西日の当たる窓を減らすことなどです。
また、窓のサイズや数を見直すと、断熱性の向上など光熱費の削減にも繋がります。

ただし、窓の断熱性能を下げると快適な暮らしができないので注意してください。

7 バルコニーを大きくしない

2階に設置するバルコニーは適正な広さに設計します。

バルコニーは種類や大きさにもよりますが、50万円から100万円が相場とされています。

大きさにこだわってしまうと、数十万円単位の出費がかさんでしまうため、注意が必要です。

また、バルコニーは必要以上に大きくすると、掃除の手間、排水管の詰まり、雨漏りなどのリスクもあります。

適度な大きさに留めておきましょう。

8 本格的な和室を作らない

コスト削減するためには、なるべく和室は作らないようにしましょう。
和室は洋室よりも工事費が高くなる傾向にあります。

また、畳や障子は定期的に張り替える必要があり、メンテナンス費用もかかります。
和室にこだわりがなければ、作らない選択肢も検討しましょう。

まとめ

今回は『一戸建ての建物価格の相場と予算別・注文住宅の特徴』について解説しました。

注文住宅の平均価格は3,534万円でした。
注文住宅は、建築コストを削減した上で予算内に理想を収めていかなくてはなりません。
コスト削減の定石は、シンプルな外観にして余計な部屋や壁、ドアを作らないことです。
予算に沿った住宅プランを立てていきましょう。


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